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伊予灘地震の岡山県での影響は

前回、県内のハザードマップについて書きましたが、3月14日午前2時7分、なんとも絶妙のタイミングで愛媛沖にて発生した『伊予灘地震』。
震源地は愛媛県の伊予灘沖で、震源の深さは約78km、地震の規模はマグニチュード6.2と推測されています。

震源地に近い愛媛県西予市では震度5強、その近隣にある山口県呉市や大分県臼杵市などで震度5弱を観測。
震源地からは200km以上離れている津山市でも震度2~3の揺れがありました。
岡山市や倉敷市でも震度4の揺れがあり、各交通機関は安全のための点検が終わるまで高速道路の一部通行止めや列車のダイヤが遅れる等の影響がありました。
この地震により6県で合計19人のケガ人が出ているそうで、岡山県内では5人の重軽傷者がいるとのこと。
また、ガラス窓など建物の破損、用水等のパイプが破損するなどの影響があった模様です。

揺れは時間にしてどれくらいだったでしょうか?地震に不慣れなものでコレが長いのか短いのか判断付きかねますが、結構長い時間揺れていた印象です。
津山市では震度2~3だったそうですが、ヤバイと感じるほどではなかったものの揺れている間はかなり不安でした。
地震の多い地域の方から見ればどうってことはないレベルなのかもしれませんが、あれ以上激しい揺れを想像すると恐ろしいですね。地震の少ない岡山県に生まれて良かったと再確認した次第です。

今回の地震は、いつか来ると言われている南海トラフ地震とは直接結びつくことはないとのことですが、それが起きたときにはこんなものでは済まないのですから、災害対策にはのんびりとしている岡山県民もコレをきっかけにして事前の準備を心掛けるようになるといいのですが。

伊予灘地震で岡山県内5人重軽傷 緊急速報発表されず

 愛媛・伊予灘を震源とする14日未明の地震で、岡山県内では岡山、倉敷市など16市町で震度4を観測した。県内の震度4は、2013年4月13日に岡山市南区などで記録して以来。倉敷市で高齢女性が骨折するなど計5人が重軽傷を負ったほか、県西部を中心に建物の破損が相次いだ。JRは新幹線、在来線ともにダイヤが大幅に乱れた。

 県危機管理課などによると、重傷を負ったのは倉敷市の介護老人保健施設に入所する82歳女性。強い揺れで目を覚まして立ち上がった際、体勢を崩して転倒、右太ももを強く打ち骨折した。

 岡山市北区奉還町では70代女性が玄関近くの柱に頭をぶつけたのをはじめ、同富原の40代男性は落ちてきた掛け時計が頭に当たった。同市中区長岡の60代女性は階段から転落。玉野市では母親が抱いていた生後1カ月の女児を誤って落とし、いずれも軽いけが。

 建物被害のうち、高梁市役所では4階通路の窓ガラス3枚が割れ、倉敷市水島海岸通の三菱自動車水島製作所では工場の仕切り壁に3カ所、天井1カ所に破損が見つかった。吉備中央町では地下に埋設した農業用水のパイプの一部が壊れた。

 高梁市のビジネスホテル(4階16室)では屋上の給水タンクの水道管が破損し、水が噴き出した。経営者は「水は自分の背丈を超える勢いでしぶきを上げ、ずぶぬれになってバルブを閉めた。夜中で不安だった上、南海トラフ地震が頭に浮かび、ゾッとした」と話した。

 鉄道のダイヤは始発から乱れた。山陽新幹線は岡山―新山口間で点検などのため徐行運転し、上下計66本が最大約1時間20分遅れ、約2万7700人に影響。在来線は瀬戸大橋線で特急や快速マリンライナーの運転取りやめが相次ぎ、山陽、津山、伯備線を含め運休や最大30分程度の遅れが出た。

 県内の高速道路や瀬戸大橋、国道、岡山空港は点検の結果、異常は見つからなかった。

 ◇

 14日未明の地震は、岡山県内の広い範囲で震度4の揺れを観測したが、大地震を事前に知らせる「緊急地震速報」は発表されなかった。気象庁によると、予想震度には誤差があり、当時は発表基準となる震度4以上が予測される地域がなかったため、対象外となったという。

 同庁は「スピードを重視しており、精度には限界がある。こうした点を理解した上で活用してほしい」としている。

 速報は、最大震度5弱以上となる恐れがある場合、震度4以上の揺れが予想される地域に発表。携帯電話会社4社が警告音とともにメール配信するサービスを行っており、県内では2013年4月(震源・淡路島付近)と同8月(誤報)の2回出された。

 今回は県内のほか、鳥取、佐賀県でも震度4を観測したが、同速報はなかった。同じケースは13年、全国で2回あったという。

山陽新聞 伊予灘地震で岡山県内5人重軽傷 緊急速報発表されず(2014/03/14)

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ニュース | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2014/03/14 23:38
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