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あじさい寺(長法寺) フォトレポート

あじさい寺(長法寺) フォトレポート

梅雨の季節に色とりどりの花を咲かせるアジサイ。
岡山県内にはアジサイの名所がいくつかありますが、 “あじさい寺”として知られる津山市の長法寺に行ってきました。

長法寺は津山市街地を一望できる神南備山(かんなびさん)のふもとにあります。
明治6年、津山城取り壊しのとき、本丸御殿で使われていたアジサイが描かれた腰高障子をこの寺に贈られたことをきっかけに、境内にアジサイが植え始められたのだそうです。
現在は30種3000株ものアジサイが群生、梅雨の季節には花を愛でに多くの人が訪れます。

長法寺では毎年6月中旬の土日に「あじさい祭り」が催されています。この祭りの期間中は茶席が設けられて本堂の拝観もでき、前述の腰高障子も公開されます。
※この腰高障子は現在、津山市の重要文化財となっています。
今年の「あじさい祭り」は、明日6月18日(土)・6月19日(日)に催されます。

仁王門
無料の臨時駐車場に車を止め、寺への入り口「仁王門」へ。先客が記念撮影中です。
駐車場にはアジサイなどの鉢植えの花を販売するテントや屋台が出ていました。


参道
仁王門をくぐって参道へ。両脇を青いアジサイが彩る様はとても素晴らしいものです。参道の左手にはアジサイ畑があり、様々な種類のアジサイが育てられていますよ。(このページトップの写真)


大イチョウ
“あじさい寺”として知られる長法寺ですが、このイチョウの巨木もすごいですねぇ。樹齢は推定200年です。
明治の詩人薄田 泣菫(すすきだ きゅうきん)がこの大イチョウを観て詩を詠んでいるそうです。


鐘桜
鐘桜。
そばにある看板に“当山四十五世寂照僧正は明治三十三年、一生を終るまで凡そ二十有五年の間、夜の明けるまで必ず百八つを撞いたといわれる。
当時の津山人はその鐘の音で起き出で、鐘を聞いて旅立ったといわれる。
明治二十九年津山中学教師として赴任した若き文豪嶺雲は鐘の音に夏の夜の明け易きを怨み断腸の思いで津山を去ったが、一生涯鐘の音は彼の脳裏にしみ込んでいた。
その鐘は大東亜戦争中、供出、現在の鐘は昭和三十三年再鋳したものであります。”と書かれています。


本堂
本堂。
阿弥陀如来を本尊とし、脇侍に天台大師・伝教大師をおまつりしているそうです。


供養観音
供養観音。隣に水子 子育 地蔵尊があります。


せっかくの“あじさい寺”フォトレポート。アジサイが主役の写真をいくつかご紹介しますね。
アジサイ1アジサイ2
アジサイ3アジサイ4
アジサイ5アジサイ6
アジサイ7

「長法寺」参拝自由・駐車場有(無料)
岡山県津山市井口246 TEL 0868-22-6436 【地図】

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観光-史跡 | コメント:(0) | トラックバック:(0) | 2011/06/17 15:35
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